日産パルサー

1995年にデビューした5代目パルサーに、待望のスポーティバージョンが追加されたのはその翌々年のことであった。バルブタイミングとリフトタイミングの可変機構を盛り込んだ新開発1.6L直4DOHCエンジンSR16VE(NEOVVL)をVZ-Rという新グレードに搭載したのだ。SR16VEは自然吸気ながら175psを発揮するスポーツエンジンで、当然のことながら、ホンダのVTECに対抗するものとして開発されたのであった。パルサーの4ドアセダン、パルサーセリエ3ドアハッチバックだけでなく、ルキノの3ドアハッチバック(セリエとほとんど同じモデル)と2ドアクーペにもVZ-Rが設定され、ホワイトメーターなどスポーティ感の演出もそれぞれに施されていた。レース競技の世界においてもホンダシビックタイプRの独壇場を打破するため、オーテックジャパン製のパルサーセリエVZ-RN1バージョンやそのレースベース車が限定販売されたが、結局はシビックタイプRの牙城を崩すまでには至らなかった。

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