トヨタセンチュリー
初代モデルのイメージを引き継ぎながらもさらに重厚なスタイルとなって登場した2代目センチュリー。1997年のデビューだ。豊田佐吉翁生誕100周年記念事業ともウワサされたモデルゆえ、その作り込みたるや明らかに商業ベースを逸脱しており、そこかしこに匠のワザが盛り込まれた日本車史上最も豪華で高級なクルマといえる。特にボディ面の光沢は異次元としか言いようのない輝きで、それもそのはずその道のプロが入念に一台一台を磨き上げているというから、もはや工芸品の域であろう。その中身もまるで別物だ。注目すべきはトヨタ初のV12エンジンを搭載したこと。排気量は5Lで280psを発生する。このウルトラスムーズかつパワフルなエンジンをセルシオと同形式の電子制御スカイフック・エアサスペンションが支える。意外にも運転して楽しめるクルマだ。余談だが、ボディ色の名前がふるっていて、醍醐に摩周、瑞雲、神威など、できれば他のクルマにも広めてほしい日本車らしいネーミングだ。何色か、全くわからないけれど。
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